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【日本語教育能力検定】異文化トレーニング/カルチャーアシミレーター、バーンガ、バファバファ、ファシリテーター

【日本語教育能力検定】異文化トレーニング
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今日の過去問まとめノートは、異文化トレーニングです。

過去問では、異文化トレーニングに関する問題が、

  • R1-Ⅰ-問題8-問5
  • H27-Ⅰ-問題8-問5
  • H26-Ⅰ-問題4-問2
  • H28-Ⅲ-問題9-問1、3、4

にありました。

このまとめノートを見る前に知ってもらいたいことがありますので、ご覧になっていない方は、まず下の記事からご覧ください。

このブログを読む前の注意点
【日本語教育能力検定】独学まとめノート(過去問分析)を見る前に知ってもらいたいこと2020年10月日本語教育能力検定合格に向けて、養成講座の先生から教えてもらった効率的な勉強法を実践しています。過去問を元に自分のまとめたノート(解説)を載せています。...

異文化トレーニングの基礎知識

異文化トレーニングは、赤本P252~に載っています。

赤本に載っていないものは、日本語教育能力検定試験 分野別用語集を参考にしました。

カルチャー・アシミレーター

ケーススタディを利用した異文化トレーニング。異文化で起きた摩擦や誤解の例を読み、原因を考え選択肢から選ぶ。

バーンガ

トランプを使った異文化トレーニング。参加者は少しずつルールの異なったテーブルを回ってトランプのゲームをする。ゲームの間、話をしてはいけない。

バファバファ

異文化体験ゲーム。参加者を2つのグループにわけて、お互いに異なった習慣や価値判断を与えられる。そのあとお互いのグループを訪れることで、異文化を体験する。

例・・・

A文化:初対面で、身体を接触して挨拶する。
B文化:体を接触させるのはタブー。
AとB文化の人が出会い、異文化を体験し考える。

エコトノス

バファバファと類似の異文化体験。グループが3つ以上になり、それぞれのグループに習慣や価値観を与えた後、複数のグループの人が話し合いを行う形で異文化を体験する。

アルバトロス

架空の国アルバトロスでの体験を基にした異文化トレーニング。

ファシリテーター

異文化トレーニングを行う講師。参加者が自分で考えるのを補助する役割。

ゲームのキーワード

ゲームの名称が似ていて覚えづらいので、以下のようにキーワードを整理しました。

用語キーワード
カルチャーアシミレーター問題事例、エピソード、選択肢から選ぶ
バーンガトランプ、話さない、違うルール
バファバファ異なる2つのグループ、疑似体験
エコトノス異なる3つ以上のグループ、疑似体験
アルバトロスロールプレイ文化体験、ディスカッション

過去問から学ぶ異文化トレーニング

異文化トレーニング

  • H28-Ⅲ-問題9-問1
参加者それぞれの文化的背景を考慮して、プログラム内容を構築する。

バーンガ

  • H28-Ⅲ-問題9-問3
例・・・グループごとに異なるトランプゲームを行い、他のグループに入って言葉を使わずにルールを学ぶ。

エコトノス

  • H28-Ⅲ-問題9-問3
例・・・異なる3つの文化グループを設定して「国際会議を開き、異文化間における意思決定の疑似体験を行う。

アルバトロス

  • H28-Ⅲ-問題9-問3
例・・・前半は種族を代表する男女2名によるロールプレイを見て、後半はその文化について気づいたことをディスカッションする。



異文化トレーニングに関する過去問の解説

日本語教育能力検定の過去問解説

R1-Ⅰ-問題8-問5 正解:4

カルチャーアシミレーターについて問われています。

カルチャーアシミレーターのキーワードは、

  • 問題事例
  • エピソード
  • 選択肢から選ぶ

です。

4:問題事例を読み、選択肢の中から自分の考えに合うものを選び、理由を考えます。

正解は4です。

H27-Ⅰ-問題7-問5 正解:4

異文化摩擦のエピソードに対する複数の解釈を通じて、多様なものの見方への気づきを促す活動の名称が問われています。

  1. コンフリクト・マネジメント
  2. オピニオン・ギャップ
  3. クリティカル・シンキング
  4. カルチャー・アシミレーター

エピソードを読むと言えば、カルチャー・アシミレーターです。

正解は4です。

H26-Ⅰ-問題4-問2 正解:4

ファシリテーターの役割が問われています。

  1. トピックについて説明し、学習者に理解を促す。
  2. 学習者に立場を割り振り、立場に合わせた意見を持つよう促す。
  3. 話し合いの展開を学習者に予測させ、展開に応じた対応の仕方を示す。
  4. 学習者が見落としている視点等を示し、話し合いが進むようにする。

ファシリテーターは、学習者の手助けをする援助者です。

正解は4です。

Coco
Coco
この問題は、ディスカッション・ディベートの話題でした。異文化トレーニング以外でも、ファシリテーターは出てきます。

H28-Ⅲ-問題9-問1 正解:1

異文化トレーニングについて問われています。

異文化トレーニングは、

1:参加者それぞれの文化的背景を考慮して、プログラム内容を構築します。

正解は1です。

H28-Ⅲ-問題9-問3 正解:4

異文化シミュレーションゲームの名称と内容の組み合わせが不適当なものが問われています。

  1. エコトノス/異なる3つの文化グループを設定して「国際会議」を開き、異文化間における意思決定の疑似体験を行う。→○
  2. アルバトロス/前半は種族を代表する男女2名によるロールプレイを見て、後半はその文化について気づいたことをディスカッションする。→○
  3. バーンガ/グループごとに異なるトランプを行い、他のグループに入って言葉を使わずにルールを学ぶ。→○
  4. バファバファ/架空の文化から来たバファバファ人に対して、参加者が専門家に扮して質問することで、その文化を探る。→×

ゲームのキーワードは以下です。

用語キーワード
カルチャーアシミレーター問題事例、エピソード、選択肢から選ぶ
バーンガトランプ、話さない、違うルール
バファバファ異なる2つのグループ、疑似体験
エコトノス異なる3つ以上のグループ、疑似体験
アルバトロスロールプレイ文化体験、ディスカッション

1~3は正しいです。

バファバファは、参加者を2つのグループにわけて、お互いに異なった習慣や価値判断を与え、そのあとお互いのグループを訪れることで、異文化を体験します。

正解は4です。

H28-Ⅲ-問題9-問4 正解:2

ファシリテーターについて問われています。

2:参加者の考え方や論理の筋道などの思考的なプロセスに関与して、議論を促します。

正解は2です。



【日本語教育能力検定】異文化トレーニング過去問まとめ

以上、異文化トレーニングのまとめでした。

ゲーム名称と内容が急に問われると難しいと思いました。

参考文献

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