2020年日本語教育能力検定試験の勉強をしています。
勉強していると、
という壁にぶつかりました。
そこで私が通うヒューマンアカデミー養成講座の先生から、
ご自身が実践された一発合格の効率的な勉強方法を教わって
「なるほど~!」
と、頭の中がすっきりしたので、そのなるほどな勉強方法を書きます。
必須アイテムはズバリ過去問です。他の予想問題集などは要りません。
今その方法を実践して確かに効率的だと納得している私が、
をお伝えします。
2020年12月28日追記
無事この勉強法で一発合格しました!
これでさらに自信を持って、この勉強法をみなさんにおススメできます^^
【日本語教育能力検定試験】試験概要&ポイント
日本語教育能力検定試験は以下のように構成されています。
表の左から2番目:問題数/解答時間の項目を見てください。
1問にかけられる時間は、1分弱しかありません。
即答できる問題をいかに増やしていくかが大切です。
合格するための問題集は過去問題
過去問を参考書として使用します。力試しで解きません。
過去問で出題者の意図を把握→分析します。
出題者は必ず過去の問題を参考にして、問題を作成します。
「この分野はあんまり過去にだしてないから、出してみよう!」
とはならないということです。(リスク回避するための負荷が大きすぎるから。)
過去問は少なくとも3年分。多ければ多いほど良いです。
私はアマゾンで購入しました。
中古でもいい方は、メルカリなどをチェックしてみるのもいいかもしれません。
試験間近は売り切れになることが多いようなので、要注意です。
加えて過去問で分からないことをひく、辞書のようなテキストを1冊用意します。
養成講座に通われている人は、恐らくみなさんお持ちの
『ヒューマンアカデミー著 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド第4版』
で大丈夫です。
①勉強する順序が大事
勉強する順番が大事です。
過去問を一冊通しで勉強するのではなく、項目ごとに勉強していきます。
まず試験Iの仲間外れ探し問題(※試験概要の表参照)から。
例えば、過去問を3年分用意したのであれば、
R1-間違い探し問題→H30-仲間外れ探し問題→H29-仲間外れ探し問題
という風に勉強していきます。
それが終わったら、試験Iの誤用問題も同様です。
意味が分からないものは、赤本を見ながら覚えていきます。
不正解の選択肢も要注意です。
誤選択肢が、違う年に問題や正選択肢になることもあります。
例)ネオ方言・・・誤選択肢(H28-Ⅲ-問題11)、用語の意味を答える(R1-I-問題11)
複数の呼び名ある用語は、複数覚えます。
出題年によって片方だけが書いてある場合があるからです。
例)サピア・ウォーフの仮説(H28-Ⅰ-問題12)=言語相対論(H30-Ⅰ-問題15)
②用語、概念の例が大事
用語、概念などを過去問と赤本で覚えていきます。
その際、例が言えるようになることが大事です。
「意味」じゃなくて「例」です。
もちろん意味がすっと覚えられる簡単なものはそれで良いですが、
用語・概念の中には、意味の説明が難しいものも多数あります。
そういうものは例で覚えます。
例えば、「措定文(そていぶん)」という用語を覚えるとして、
- 意味・・・「述語名詞が主語の属性などを表す。主語が述語名詞に含まれる関係になる。」
- 例・・・「イルカは哺乳類だ。」(関係:イルカ<哺乳類)
このように例を覚える方が、簡単です。
先述したように、試験は時間との勝負です。
用語の意味を一生懸命思い出しているようでは、とても間に合いません。
なので例で覚えておくことが重要です。
こうすれば、試験中でも焦らずすばやく解答することができます。
また自分の記憶メモリー容量を最小限に抑えてくれます。
③パターン分析が大事
①②で頻出するものが分かってきて、その例も言えるようになってきました。
次にすることは、頻出用語、分野のパターン分析です。
①でも書いたように、
「誤選択肢が、違う年には正選択肢になってると気づく」ことも分析です。
他にも、
「試験Ⅲにも大体毎年、音声の分野がでてくるから、苦手だけど捨てられない」
と分かるなどが分析です。
日本語教育能力検定 独学勉強法まとめ
私は、今この方法で勉強しています。この方法で勉強していくと、
「あ、またこの用語でてきた!」とか
「基礎問題で使われてた問題が、応用問題で使われてる。」
という気づきがたくさんあって面白いです。
同じトピックが違う切り口でいろんな問題に使われているのが分かってきて、
点と点がつながって線になっていく感じがします。
次回より、この方法でまとめた過去問の内容を載せていきたいと思います^^