こんにちは、日本語教師目指して就職活動中のCoco(ココ)です!
先日、初めて日本語教師採用の面接を受けてきました。
模擬授業もして、とても緊張しました!
このページでは、
を紹介します。
私は2020年10月に日本語教師養成講座を修了しました。
日本語教師未経験での就職活動体験記です。
【日本語教師】面接になるまでの流れ
日本語教師の求人をネットで見つけ、履歴書と職務経歴書を郵送しました。
先方から連絡があり、面接をしてもらえることになり
- 面接の日時
- 模擬授業の課題
が伝えられました。
模擬授業の内容は、『みんなの日本語』19課「~(た形)たことがあります」の導入と練習(15分)でした。(以下、『みん日』)
面接日は連絡を頂いてから約2週間後でしたので、その間に準備することになりました。(模擬授業の準備については後述)
【日本語教師】面接の質問内容(聞かれたこと)
いよいよ面接当日です!
3名の方が面接官でした。(校長先生、日本語教師責任者、日本語教師主任)
面接での質問内容は、
- なぜ日本語教師を目指しているか。
- どういうタイミング&なぜ前職を辞めて日本語教師になろうと思ったのか。
- 日本語教師養成講座を受けてどう思ったか。
- 日本語を教えることについて。難しいか。面白いか。
- 外国人と接する時にどういうことに気を付けているか。
という内容でした。
まずはやっぱり王道の
「あなたはなぜ日本語教師になりたいの?」
という質問から始まりました。
私が日本語教師になりたい理由は、
- 言語が好き
- 手に職
という理由ですが、面接では、
- 言語が好き
- 外国の人とコミュニケーションを取ることが好き
という2点をアメリカ留学していた経験を交えて伝えました。
なぜ前職を辞めて日本語教師になるのかについては、「手に職」の内容を絡めて
仕事を続けていくとその会社の知識が深まっていくが、深めていくなら自分の好きなこと=言語(日本語教師)の専門知識を深めたいと思うようになったと話しました。
日本語教師養成講座を受けてどう思ったかは、日本語は難しいという感想を述べました。
「難しいからこそ面白い!」ということがイマイチ伝えられず、後悔しております><
外国人と接するときに気を付けていることについては、相手の立場を想像しながら接すると答えました。
こちらももっと分かりやすく「自分の当たり前が学習者の当たり前ではないので、相手の立場を想像することが大切だ。」と伝えれば良かったと後悔中です…
とこんな感じで15分くらいで終わりました。
やはり面接は緊張しますね!
もっと分かりやすく伝えたかったのですが、緊張してできず。受け取り側は分かりづらかっただろうな~という答え方になってしまいました^^;
【日本語教師】模擬授業
模擬授業の内容
- 教材…『みんなの日本語』
- 内容…「~(た形)たことがあります」導入と練習
- 時間…15分
- 前提…「た形」は導入済みという設定で、文型の導入と練習中心
模擬授業の内容は上記の通りで、電話でこれらを伝えられました。
「~(た形)たことがあります」ね!養成講座の模擬授業でクラスメートがしていたぞ。
そこでイマイチだった私の反応が「前提」のトコロです。
内容まではふむふむ聞いていたのですが、前提を先方から言われ、ん?どういうこと?とパニックに…
日本語教師を既にされている方、『みん日』の教科書分析をしている方ならすぐわかることなのでしょうが、
養成講座が終わり、『みん日』を開いたことがなかった私^^;
「た形」は導入済みという設定で、文型の導入と練習中心に行う?! 知らない外国語を聞いているような感覚に陥り、どうしようかと思いました。
でもここで質問せず、模擬授業で全く違うことしてたらまずい!と恥を忍んでどういう意味か質問しました。
「あ、この人『みん日』勉強してないな」とバレたと思います。
丁寧に説明していただき、「た形」の作り方(動詞のⅠ、Ⅱ、Ⅲグループのそれぞれの「た形」の作り方)は省いて授業を組み立てるんだ、とやっと意味を理解しました。
模擬授業の準備
15分間の授業の準備にかかった時間は、
- 教案準備時間・・・8時間30分
- 教具準備時間・・・3時間
- 練習時間・・・4時間45分
- 合計・・・16時間15分
でした。
まず困ったのは教科書分析。
養成講座の準備のときは先生がポイントを教えてくれましたが、今回は自分でしなければなりません。(当たり前ですが^^;)
ということで『みんなの日本語初級Ⅰ第2版教え方の手引き』を即購入しました。
これを基に教科書分析し、教案を作りました。
自分でむやみに分析するよりも、最初からこれを見たほうがポイントが一目瞭然でした。
日本語教師になったらこれは絶対必要、買って良かったと思いました。
あと役に立ったのが養成講座で「~(た形)たことがあります」導入と練習をしたクラスメートの模擬授業です!
先生が就職の模擬授業によく使われる課を課題に選んでくれていたので、助かりました。
その時のクラスメートの授業を思い出し、先生からのコメント(授業の総評)のメモを見返し教案を作成しました。
教案は提出が必要だったので、養成講座で習ったことを思い出しながら、また先生に添削してもらった教案を見返しながら細かく記入しました。
対象学習者は、「日本国内で直接法にて日本語を学習する初級者(漢字圏、非漢字圏混合クラス)」としました。
模擬授業本番
いよいよ模擬授業本番です。
面接官だった校長先生は外れ、他の先生含め3名の前で模擬授業を行いました。
ちゃんと外国人設定として名前と国籍が書かれたネームプレートが用意されていました。
緊張しましたが、なんとか練習した内容をやり遂げました。
セリフを飛ばしてしまったり、学習者の訂正をするときに語彙コントロールができなかったり焦りました。
そしてまた私の後悔ポイント!
授業後に「どうでしたか?」と感想を求められました。
模擬授業を終えてすっかり安心してしまった私は、「緊張しました~」と間の抜けた返事。
「説明が抜けてしまいました。」「語彙コントロールができていませんでした。」など自分の授業を客観的に分析できるコメントを言えば良かったと後悔しました><
多分そこまでが模擬授業の出来だったんだと思います。
今後も自分の授業を改善できる人なのか?を見られていたはずです。
気を抜くのが早すぎました。
その後、主任の先生が模擬授業のコメントをくださいました。
こんな感じで模擬授業は終わり、面接は終了しました。
【日本語教師】面接・模擬授業体験談まとめ
以上が初めて体験した日本語教師の面接、模擬授業の内容です。
私が今回学んだことは、
- 面接で自分の想いは70%くらいしか言葉に出来ない。
- だからこそ日本語教師に関する想いや考えをしっかりまとめておく。
- 『みん日』の教科書分析をこつこつする。
- 『みん日の教え方の手引き』は必須アイテム。
- 模擬授業で学習者が誤ったときの訂正の仕方を考えておく。(教案にないと語彙コントロールが崩れる)
- 模擬授業の感想が言えるようになっておく。
です。
日本語教師としては初の面接、緊張しました!
でも模擬授業をしてみて、やっぱり日本語教師って楽しいな、早く実際にやりたいなと思いました^^
そして就職活動しながら『みん日』の教科書分析に日々取り組もうと決意しました。
良さそうな学校だったので、受かったら嬉しいなぁと思っております。
採用されました!(2021年3月6日追記)
無事こちらの日本語学校に採用していただけました!(非常勤講師)↓