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【日本語教育能力検定】言語相対論(サピア・ウォーフの仮説)の過去問まとめノート

【日本語教育能力検定】言語記号の特徴言語記号の特徴
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今日は、言語相対論(サピア・ウォーフの仮説)です。

過去問では、言語相対論(サピア・ウォーフの仮説)に関する問題が、

  • H30-Ⅰ-問題15-問2
  • H28-Ⅰ-問題12-問1

にありました。

このまとめノートを見る前に知ってもらいたいことがありますので、ご覧になっていない方は、まず下の記事からご覧ください。

このブログを読む前の注意点
【日本語教育能力検定】独学まとめノート(過去問分析)を見る前に知ってもらいたいこと2020年10月日本語教育能力検定合格に向けて、養成講座の先生から教えてもらった効率的な勉強法を実践しています。過去問を元に自分のまとめたノート(解説)を載せています。...

言語相対論(サピア・ウォーフの仮説)の基礎知識

言語相対論(サピア・ウォーフの仮説)は、赤本P100に載っています。

  • 人間の思考は言語によって決まる
  • 言語の違いが話者の思考や外界認識に影響を与える

ちなみに・・・

私は大学の授業でこの定義を習ったとき、妙に納得したのを今でも覚えています。

大雑把に言えば、

  • 日本語高コンテクスト→状況や環境に依存し、曖昧なコミュニケーションを好む日本人
  • 英語低コンテクスト→明確な描写がなされ、具体的なコミュニケーションを好むアメリカ人

という意味合いのことを習いました。

言語は人間の性質にまで影響を及ぼす重要なものなんだと、言語の面白さを感じました。

区別すべき用語

似た名称の用語が選択肢に並べられています。

言語過程説赤本P165時枝誠記による主体の意識を重視した言語理論。
言語生得説赤本P276、278チョムスキーによる人間は生まれつき文法的な文を作る言語能力を持っているという説。
言語行為論赤本P134オースティンによる発話を3タイプに分類した理論。

言語相対論(サピア・ウォーフの仮説)に関する過去問の解説

日本語教育能力検定の過去問解説

H30-Ⅰ-問題15-問2 正解:4

言語と文化・思考が関わっているとする考え方が問われています。

  1. 言語過程説
  2. 言語生得説
  3. 言語行為論
  4. 言語相対論

言語相対説は、

  • 人間の思考は言語によって決まる
  • 言語の違いが話者の思考や外界認識に影響を与える

正解は4です。

他3つの選択肢は、区別すべき用語でまとめたものです。

Coco
Coco
名称が似ているので注意が必要です。

H28-Ⅰ-問題12-問1 正解:3

サピア・ウォーフの仮説の説明が問われています。

3:言語は人の認知過程に決定的な影響を及ぼす

正解は3です。



言語相対論(サピア・ウォーフの仮説)まとめ

以上、言語相対論(サピア・ウォーフの仮説)の過去問まとめノートでした。

言語相対論=サピア・ウォーフの仮説という、同一用語の別名も覚えておかなければならないのだと分かりました。

Coco
Coco
ちなみにサピアとウォーフは2人の人名だそうです。

参考文献

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