5言語一般

【日本語教育能力検定】ブラウン&レビンソンのポライトネス理論/ポジティブ・フェイス、ネガティブ・フェイス

【日本語教育能力検定】ポライトネス理論

今日の過去問まとめノートは、ブラウン&レビンソンのポライトネス理論です。

前回「1.社会・文化・地域」をまとめおわりましたので、

頻出分野の「5.言語一般」にもどり、まとめていきます。

過去問では、ポライトネス理論に関する問題が、

  • H28-Ⅰ-問題13-問1~5
  • R1-Ⅲ-問題12-問3、4
  • H29-Ⅲ-問題2-問4、5
  • H27-Ⅲ-問題12-問5

にありました。

このまとめノートを見る前に知ってもらいたいことがありますので、ご覧になっていない方は、まず下の記事からご覧ください。

このブログを読む前の注意点
【日本語教育能力検定】独学まとめノート(過去問分析)を見る前に知ってもらいたいこと2020年10月日本語教育能力検定合格に向けて、養成講座の先生から教えてもらった効率的な勉強法を実践しています。過去問を元に自分のまとめたノート(解説)を載せています。...

ポライトネス理論の基礎知識

ポライトネス理論は、赤本P141~に載っています。

ポライトネス理論

ブラウンとレビンソンが唱えた。

ポライトネスとは、「丁寧さ」とは異なり、「人間関係を円滑にするための言語行動」を指す学術用語。

フェイスとは、人とのかかわり合いに関する「基本的な欲求」を指す。

  • ポジティブフェイス・・・他人に認められたい、受け入れられたいという欲求。
  • ネガティブフェイス・・・自分の領域に入り込んでほしくない、自由でいさせてほしいという欲求。

から成る。

FTA(Face Threatening Act)

ポジティブ・フェイスやネガティブ・フェイスを他者が脅かすような言語的な行動。

過去問から学ぶポライトネス理論

フェイス侵害の度合いを決める三つの要素

  • H28-Ⅰ-問題13-問5
  • 力関係
  • 社会的距離
  • 行為の負担度



ポライトネス理論に関する過去問の解説

日本語教育能力検定の過去問解説

H28-Ⅰ-問題13-問1 正解:1

ブラウンとレビンソンの理論のフェイスが表す概念について問われています。

  1. 欲求
  2. 信念
  3. 態度
  4. 人格

フェイスとは、人とのかかわり合いに関する「基本的な欲求」を指します。

正解は1です。

H28-Ⅰ-問題13-問2 正解:3

互いの「フェイス」を傷つけないように言語的配慮を行いながらコミュニケーションを測ることが問われています。

  1. 談話管理理論
  2. 発話行為理論
  3. ポライトネス理論
  4. アコモデーション理論

ブラウンとレビンソンが唱えたフェイスについての理論は、ポライトネス理論です。

正解は3です。

H28-Ⅰ-問題13-問3 正解:3

ポジティブフェイスへの配慮の例が問われています。

  1. 相手を非難するときに「私が悪いのかな?」と聞く。・・・ネガティブ
  2. 相手の壊したものを「壊れちゃったかも」と言う。・・・ネガティブ
  3. 相手の髪型の変化にについて話題にする。・・・ポジティブ
  4. 相手が断り易い表現で飲みに誘う。・・・ネガティブ

正解は3です。

Coco
Coco
タモリさんの「髪切った?」はポジティブフェイスの配慮だったのですね!

H28-Ⅰ-問題13-問4 正解:3

フェイスへの配慮よりも伝達の効率性が優先される例が問われています。

3:火事の現場で「火事だ。逃げろ!」というのは、危険を回避するためにフェイスの配慮よりも伝達の効率性が優先されています。

正解は3です。

H28-Ⅰ-問題13-問5 正解:4

フェイスの侵害度合いを決める三つの要因に含まれないものが問われています。

  1. 話し手と聞き手との力関係○
  2. 話し手と聞き手の社会的距離○
  3. 特定文化における行為の負担度○
  4. 特定言語における話し手の習熟度×

正解は4です。

R1-Ⅲ-問題12-問3 正解:3

フェイスを脅かす行為(FTA:face-threatening act)について問われています。

3:会話の参加者は、自分だけでなく相手のフェイスも保持しようとし、互いにFTAを避けようとします。

正解は3です。

R1-Ⅲ-問題12-問4 正解:3

ポジティブ・ポライトネス・ストラテジーの例について問われています。

3:「チョコ好きでしょ。これおいしいから食べてみて。」

は相手へのポジティブな配慮、ポジティブ・ポライトネスです。

正解は3です。

H29-Ⅲ-問題2-問4 正解:4

ネガティブ・ポライトネスについて具体例が問われています。

  1. A:モネの展覧会、よかったね
  2. B:もうねー、最高って感じ(笑)
  3. A:オヤジギャク(笑)画集買ったから、貸してあげようか。
  4. B:ありがとう。貸してもらってばっかりで、いつも悪いね。

4:「いつも悪いね」は相手のネガティブ・フェイスに配慮したネガティブ・ポライトネスです。

正解は4です。

H29-Ⅲ-問題2-問5 正解:1

ポジティブフェイスもネガティブフェイスどちらも用いていない発話の例が問われています。

母親が、部屋を散らかしっぱなしの子に対して「お客さんが来るまでに部屋を片付けなさい」と言うのは、どちらも使用していません。

使用した場合は、

  • ポジティフェイス・・・「片付けるなら、いつでも手伝うわよ」
  • ネガティブフェイス・・・「お願いだから、片付けてくれないかしら」

のようになるそうです。

正解は1です。

H27-Ⅲ-問題12-問5 正解:3

ブラウンとレビンソンのポライトネス理論について問われています。

  • 仲間内言葉である「キャンパス言葉」・・・ポジティブ・ポライトネス
  • 控えめに表現するための「ヘッジ」・・・ネガティブ・ポライトネス

です。正解は3です。

ヘッジ(垣根表現)・・・相手との距離を取る言い方。



【日本語教育能力検定】ポライトネス理論まとめ

以上、ポライトネス理論のまとめでした。

ヘッジについての記事はこちらです↓

【日本語教育能力検定】談話分析
【日本語教育能力検定】談話分析/談話標識、ヘッジ、隣接ペア、優先応答、非優先応答、修復(リペア)、プライミング効果平成30年-Ⅰ-問題12-問1~3、5、平成26年-Ⅲ-問題4-問4の日本語教育能力検定試験にでた談話分析の過去問の解説です。...

参考文献

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