今日は、否定です。
過去問では、否定に関する問題が、
- H29-Ⅰ-問題1-(12)
- H26-Ⅰ-問題3-A【否定の形態と意味】
で確認できました。
このまとめノートを見る前に知ってもらいたいことがありますので、ご覧になっていない方は、まず下の記事からご覧ください。
【日本語教育能力検定】否定に関する過去問の解説
H29-Ⅰ問題1-(12)【否定の焦点】正解:3
- わざとーじゃない
- 悲しくてーじゃない
- 外出ーしてない
- 車でーじゃない
- すべてーじゃない
否定の焦点が、
- 3・・・述語・動詞(外出すること)にある。
- 3以外・・・述語・動詞にない。「ぶつけた」けど「わざとじゃない」、「泣いた」けど「悲しくてじゃない」など。
正解は3です。
H26-Ⅰ-問題3-A【否定の形態と意味】(1)正解:1
「ない」が否定の意味を持たないもの、が問われています。
それぞれの肯定を考えます。
- せわしない=せわしい
- ありえない≠ありえる
- さえない≠さえている
- かかわらない≠かかわる
否定形と肯定形の意味を比べると、
- 1・・・意味が同じ
- 1以外・・・意味が変わる
よって正解は1です。
H26-Ⅰ-問題3-A【否定の形態と意味】(2)正解:1
「ない」と呼応している文法を問われています。否定を肯定にしてみます。
- 一人もいる×
- いつも来る○
- 絶対行く○
- ほとんど読んだ○
1だけ文としておかしいです。ということは「一人も」は「ない」と呼応しています。
よって正解は1です。
H26-Ⅰ-問題3-A【否定の形態と意味】(3)正解:3
動詞+「ない」と形容詞+「ない」では、「ない」は異なる言語的役割を持つ、ことについて問われています。
読むだけで頭の中が「???」の状態になります。過去問を参考書として勉強中なので、こういう問題は答えをすぐ見ます。
答えは3の
- 動詞+「ない」・・・「ない」は助動詞
- 形容詞+「ない」・・・「ない」は形容詞
だそうです。
例を考えてみます。
- 動詞+「ない」・・・歩かないの「ない」は助動詞
- 形容詞+「ない」・・・高くないの「ない」は形容詞
助動詞は赤本P38に載っています。
※15に小さく「ない」は、
- 学校文法の「ない」・・・助動詞
- 日本語教育の「ない」・・・接辞
と記載があります。
まとめると、
「ない」は基本的に助動詞だけど、形容詞の「ない」は形容詞だ。
ということでしょうか?過去問と赤本から読み解けるのはここまででした。
もしこれにまつわる論文などを見つけたら載せます。すみません・・・
正解は3です。
H26-Ⅰ-問題3-A【否定の形態と意味】(4)正解:3
「まい」の例を考えてみます。
- 否定推量の「まい」・・・例)明日雨は降るまい。
- 否定意志の「まい」・・・例)もうあそこには行くまい。
正解は3です。
H26-Ⅰ-問題3-A【否定の形態と意味】(5)正解:4
否定の意味を表す接頭辞が問われています。
- 低価値
- 反作用
- 誤変換
- 未完成
否定の意味の接頭辞が使われているのは、「未完成」です。
正解は4です。これはボーナス問題でした。
【日本語教育能力検定】否定の過去問まとめ
以上、否定のまとめでした。
1問、解説がすっきりしないものがあり申し訳ありません。調べて分かったら更新します。
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