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【日本語教師ブログ】新米日本語教師の非常勤講師日記(1か月目)

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日本語学校の非常勤講師になって1ヶ月経ちました!

自分の備忘録のためにも感じたこと、勉強になったことをまとめたいと思います。

すでに日本語教師をされている方には当たり前の内容だと思いますが…、新米日本語教師の私にとって驚いたこと、面白いと思ったことなどを記します。

【日本語教師】日本語学校にて非常勤講師概要

  • 週1コマ
  • ベトナム、ネパール出身の留学生
  • 『みんなの日本語』初級の下
  • 教案チェックあり

まず、どんな状況で非常勤講師をしているのかを少し書きます。

元々週4コマ(90分/1コマ)の予定だったのですが、コロナの影響で新しい学生が来日できず3コマ減り、週1コマです。

これに関しては正直・・・

よかった!!!

もちろんコロナが落ち着いて早く新しい学生に来てもらいたいですが、週1コマでも授業準備にぜーぜー言っておりまして、4コマだったらどうなってたんだ?!とこわいです…

日本語教師は準備が本当に大変ですね~。教案作成と練習で時間がかなりかかるので、最初は1コマから始められてよかったなぁと感じています。

学生はベトナムとネパール出身の男女で、『みんなの日本語』初級の下を教えています。

授業のご指導は、ベテラン日本語教師主任の方に教案チェックをもらっています。

教案を作成して、添削してもらいやり直すという感じです。

これは本当にありがたい!!!

自分では気づかないところを指摘してもらい「なるほど~」と思うことばかり。この指導、有料級では?!と思ってしまいます。

本当にいい学校で働かせてもらっているなぁと感謝感謝です。

特に文型の「導入」に関して、色々添削が入ります。そのおかげで「導入」が授業の肝だということは理解しましたが、自分でいい導入を作るのはまだまだ難しい!

「導入」になっていない「導入」をまだまだ作りがちです^^;

あとはベテランの先生方の授業を、見学させてもらうことで授業の作り方を学んでいます。

今のことろ、自分の授業を見られて指導されたことはありません。

日本語教師1か月目

初回の授業の感想

ついに初回の授業。まずはお互い自己紹介から始めて、授業に入りました。

初回の授業は教案を丸暗記するくらい練習したのでw(心配性なもので)、思ったほど緊張しませんでした。

学生達もにこやか、フレンドリーでやりやすいおかげもあり、無事初回の授業を終えました。

終わったあとは、達成感がいっぱい。

日本語教師になったんだーと感慨深かったです。

焦った出来事

4回目の授業では慣れてきたと勘違いして、焦ったことが二つ。

一つ目はちょっと調子に乗って先生っぽく?!「この品詞はなんですか~?」と教案にないことを聞いてしまいました。学生の答えがバラバラで、自分でも「あれ?なんだっけこれ」とわからなくなる事態に…(恥)

教案にないことを話すのはまだまだ時期尚早でした…

二つ目は、語彙コントロール!

養成講座で、授業する課までの単語と文型しか使ってはならないと何度も厳しく言われていたので、教案作成時に教科書の巻末の単語の索引とにらめっこしつつ最初は確認していました。

ところが単語チェックが漏れており、当然習っていると思っていた単語がまだ習っていないという事態が…

ちなみにその単語は「得意な」「苦手な」です。ありそうじゃないですか?!ところがないんです!!

「先生、その単語は何ですか?」と言われ、「え?この学生が忘れてるだけかな。」と思ったら確かに習っていない単語で、というか『みんなの日本語』初級にすら出てこない単語で焦りました。

まだまだちゃんと既習単語、文型を確認しつつ教案を作らないな~と感じました。

ちょっとした自分の発言(つぶやき?)も伝わらないことが多く、初級の学生は思っている以上に日本語が伝わらないんだなぁと実感しました。

語彙コントロールは、まだまだ慣れが必要そうです。

新米日本語教師の気づき

漢字って難しい

授業中に漢字学習の時間があるのですが、漢字って難しいですね~。漢字圏の学生でないので、書くのも読むのも大変そうです。

主任の先生は、漢字の書き順まで覚えるのは負荷が大きすぎるので書き順は間違えても指摘しない、とおっしゃっていました。

私もその考えに賛同したので、書き順の間違いは指摘しないようにしています。(もちろん色んな考えがあるかとは思いますが。)

そうすると、もう思いもつかない書き順でみんな漢字を書くので面白いです。w

頑張って漢字を書いているな~と微笑ましい。

また日本人はどんだけ文字(ひらがな、カタカナ、漢字)を覚えて使い分けているんだろうと、改めて思いました。すごいですよね。

学生の日常生活を知る大切さ

導入でカレー屋の「ココイチ」を使いました。盛り上がるのも期待して。

ところが主任の先生から教案チェックのときに、学生は知らないので違う店のほうがいいと指摘されました。

「まさか~」と思ったのと、教材をすでに準備してしまったので今回はこのままいくことに。

はい。「ココイチ」盛り上がりませんでした。w

みなさんおなじみの勢いで出したんですが、学生は誰も行ったことがありませんでした。むしろ知らない人がほとんど。

この出来事から、彼らは旅行者の外国人と違うんだと気づきました。

私が今まで接してきた日本にいる外国人は、台湾人や韓国人が多く、日本で有名なものを食べて、百貨店や電気屋さんで日本製品を買うという感じでした。

ところが今私が教えている学生はその状況とは違います。「ココイチ」のカレーも安くはないはずです。

状況が違えば行動する場所や、知っているものも、興味があるものも違うんだなぁと実感しました。

主任の先生からは学生のことをたくさん知って、授業で生かすよう言われました。

コーラスがバラバラ

先生のあとに生徒が復唱するコーラス。

養成講座ではプロの生徒(模擬授業に慣れた外国人)とクラスメートの日本人向けに授業をしていたので、いつも息の合ったコーラスでした。

そのコーラスしかしらなかったので、実際の授業で初めてリアルなコーラスを聞いた時には驚きました。

始まりも終わりもバラバラ。遅れをとった生徒はみんなの中に入っていくのではなくて、自分が気づいたタイミングでちゃんと最初から言い始めます。そしてみんな何も気にしていない。バラバラで当たり前という感じ。

とても自由なコーラスで面白かったです。

ただあまりにもバラバラなので、言い出すタイミングがわかりづらいのだと思い、自分が言い終わったら「どうぞ!」「はい!」と促すようにしたら少しマシになりました。

養成講座とは違うリアルな授業ならではの色々な気づきがあります。

まとめ:日本語教師1か月目

以上、新米日本語教師の1か月目日記でした。

念願の日本語教師になれて嬉しいです。

毎回、新しい発見があり面白いです。この発見を今後もまとめていきたいと思います~^^

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