日本語学校の非常勤講師になって2ヶ月経ちました!
自分の備忘録のためにも感じたこと、勉強になったことをまとめたいと思います。
すでに日本語教師をされている方には当たり前の内容だと思いますが…、新米日本語教師の私にとって驚いたこと、面白いと思ったことなどを記します。
1か月目の日記はこちら↓
日本語教師2か月目
教案・教材作成にかかる時間
2か月目になりやっと教案作りの手順に慣れてきました。
まず大枠を作って、導入、練習を考えて、教材(パワーポイント)を作成する・・・のような自分なりの手順のスタイルがやっとできてきたという感じです。
手順に慣れただけで、教案作りに慣れたわけではありません。^^;とにかく導入を作るのに頭を悩ませています。
1コマの教案・教材にかかる時間は、6~10時間くらいです。時間かかるぅ~!!
最初は週1コマで本当に良かった!
『みんなの日本語』は教師の負荷が大きいと、日本語教師養成講座で習いましたが本当にそうですね。
直接法の場合、他にどんな教え方があるんでしょうか。
日本語教育で2番目に有名なテキストは『できる日本語』だと思いますが、日本村のサイトにこんなアンケートがありました↓
「ほとんど変わらない」が1番多いですが、コメント欄で日本語教師の方の意見を見ると、やはり『みんなの日本語』は他のテキストに比べ準備に時間がかかるのかなぁという印象です。
今は『みんなの日本語』を勉強中ですが、『みんなの日本語』だけにとらわれずに他のテキストも色々勉強してみたいと思いました。
あげもらいパニック
- あげます
- もらいます
- くれます
の復習の授業をしたんですが・・・あろうことか私がパニックに!!!
日本語ネイティブなので使えますが、いざ教えるとなると難しいですね…
主語や助詞など色んなところに気を遣うので、自分が訳が分からなくなりました。生徒に申し訳なかった・・・(復習のはずが逆に混乱させてしまったかも><)
いつも授業後は「今日もやり終えたー!すっきりー!」と清々しい気持ちで帰宅するのですが、
この日は消化不良というか、反省とモヤモヤの感情で家路につきました・・・
新米日本語教師の気づき
動詞の原形(ます形)がわからない
すみません。すごく恥ずかしいことを書きますが、「(道が)すいています」の原形(ます形)がわかりませんでした。
「道がすきます」とあまり言いませんよね・・・?だいたい「すいています」と「て形」で使うので、生徒に聞かれて即答できませんでした><
「すいています」のます形は「すきます」だと別の生徒から逆に教わる始末。w
落ち着いて考えたら、「(お腹が)すきます」だ!!と納得。恥ずかしい思いをしたおかげでしっかり記憶に焼き付きました。
自分の「を」の発音に要注意
みなさん「を」をなんと発音しますか?
私は数十年「wo」と発音して生きてきました。
ところが日本語教師養成講座で「を」は「o(お)」だと習い、衝撃を受けました!(色々な説があるかもしれませんが、その先生曰く、日本の南のほうは「wo」と発音する人が多く、関東の人は「o(お)」と言うとのこと。)
そして日本語教育でも「を」は「o(お)」なので気を付けましょうと言われました。
これを先日授業で実感したのですが、生徒がよく助詞を間違えます。(助詞ってほんと難しいですよね~>< これに関してもまたいつか書きたいです。)
そして助詞を正すときに、つい出てしまうんです。私の「wo」が・・・!
「嘘につく?“に”じゃなくて、”を(wo)”です!」
生徒の反応「wo???新しい助詞ですか?」って顔をされました。
慌てて「あ、o(お)です。o(お)!」というと理解してくれました。多分、耳がいい生徒だったんですね。
「を」の発音、気をつけなければいけないな~と実感しました。
これを書きながら、ダウンタウン浜ちゃんの『時には起こせよムーブメント』の曲を思い出しました。(懐かしい!)
私の中で「を」は「♪wow~wow~war~wow~war~tonight」この「を」でした。
気を付けなければ!
まとめ:日本語教師2か月目
以上、新米日本語教師の2か月目日記でした。
消化不良の授業を経験し、やっぱり盛り上がる授業がいいなぁと思いました。
消化不良の授業は、なんというか自分が空中分解した気分になりました。w