ヒューマンアカデミーの模擬授業体験記(2回目)です。
2回目は中上級学習者向けでした。使用教材は『上級へのとびら』です。
モデルスチューデント(外国人)6人を前に40分の授業をしました。
をお伝えします。
初級向けの1回目の実習はこちらです↓
ヒューマンアカデミー日本語教師養成講座実習準備
中上級向けの授業は、
- 読解
- 聴解
- 記述
- 会話
の中から選んで授業を作成するというものでした。
私は、『上級へのとびら』第10課日本の便利な店を話題に「会話」の授業でした。
この課の読み物は自動販売機についてですが、便利な店をベースにすれば話題はなんでもOKでした。
題材決め
学習者さんに身近な便利な店コンビニを元に、
自分がコンビニの商品開発担当者と仮定して、自社ブランドの商品を作成して、プレゼンする
という題材に決定しました。
教案内容
下記のような教案内容にしました。
【キーワード】
- 市場調査
- 商品開発
- 自社ブランド
- ターゲット層
- プレゼン
を説明する。
【プレゼンのポイント】
- 態度
- 分かりやすい言葉
- フォーマルな話し方
を説明する。
私がプレゼン例を見せる。
商品カードと作業シートを元に各自プレゼン内容を作成する。
横の人とプレゼンを見せ合う。
コンビニの商品開発者として、自社ブランドの商品をプレゼンする。
- 自己評価
- 相互評価(学習者同士)
- 教師評価
をする。
プレゼンの評価点数を発表し、一位を決定する。
という教案を作成しました。
先生にメールして添削していただき、修正しました。
教具作成
- 絵カード
- 文字カード
などの教具の作成をします。
前回に引き続き絵カードを自作しました。
中上級は、初級の授業と違って絵カード・文字カードが少なくていいので、準備がだいぶ楽でした。
準備時間
40分の授業にかかった準備時間は、9時間45分です。
練習
実際に絵カードなどを床に広げて練習しました。
かかった時間は1時間30分です。
前回板書計画を失敗してしまったので、絵カード・文字カードをいつ貼っていつ外すかをきっちり練習しました。
合計の準備・練習時間
- 教案・教具準備時間・・・9時間45分
- 練習時間・・・1時間30分
- 合計・・・11時間15分
ヒューマンアカデミー日本語教師養成講座実習本番
- あまり練習していなかったので、教案の丸読みに・・・
- 学習者のプレゼン発表が素晴らしかった
- 板書計画はましになった
教案の丸読みに・・・
今回は教師の発話量は少ないからと練習をあまりしていなかったために、
全然言葉が出てこず、下を向いて教案の丸読みになってしまいました・・・
教案を読むにしても、もっと学習者とアイコンタクトしながら話すべきでした。
学習者のプレゼンが素晴らしい
一人ずつ前に立ってプレゼンしてもらったのですが、みなさん堂々とプレゼンのポイントを押さえて発表してくださいました。
板書計画がましに
前回、板書計画を失敗したので今回は!と思い
絵カード・文字カードを外すタイミングまできちんと教案に書き込み、練習しました。
初級と比べて、そもそも貼る量が少ないこともあり板書計画は以前よりも改善されました。
ヒューマンアカデミー日本語教師養成講座実習評価
ヒューマンアカデミー講師からの評価
先生からA4の紙にびっしり書かれた評価を頂きました。
前作業
- 今日は何をするのかの説明
- モチベーションUP
がきちんとできていると褒めていただきました。
コンビニの商品開発のキーワードを一つずつ説明していったのと、これから需要が高まる自社ブランドの重要性を説いた前作業が良かったようです。
板書計画
「前回より、板書計画ができていた。」と言っていただけました。
聞き方・話し方
「学習者の発話とかぶせて発話してしまっている。最後まで聞いて褒めてあげたほうが学習者の満足度も上がる。」とご指摘頂きました。
確かに・・・(反省)
私はせっかちなのと、同調してることをすぐに示したいので私生活でも人にかぶせて話しがちでした。
学習者の満足度UPのためにも、人の話を最後まで聞くことを普段から心がけようと思いました。
学習者の文法ミス
「日本人はミスを指摘するのが苦手だが、ミスを指摘することで上達に繋がるのでしっかり指摘することが必要。」とご指摘いただきました。
確かに何個か間違ってるな~という学習者の文法ミスがあったのですが、スルーしてしまっていました。
あと私が気付いていない先生に言われた学習者の文法ミスもあって、これから修行が必要だなと思いました。
モデルスチューデントからの評価
いい、まあまあいいというおおむね良い評価を頂くことができました。
具体的には下記のようなコメントをもらいました。
最後のコメントには本当に感動しました。
これから大変だろうけど、日本語教師になるために頑張ろう!と思わせてくれました。
モデルスチューデントの皆様に感謝です。
ヒューマンアカデミー日本語教師養成講座実習感想
初級に比べて中上級の授業は、学習者が語彙を知っているし喋れるので、準備も授業も負担が少なかったです。
初級を担当する先生が一番大変という意味がとても分かりました。
ちなみに、プレゼンで一位だったパキスタン出身の方にレトルト食品(導入で使用したレアリアのコンビニ自社商品)をプレゼントしたのですが、授業後に
と言われました。
ご、ごめんなさい~!
せっかく素晴らしいプレゼンをしてもらって一位だったのに、考慮が足りず申し訳なかったです。
ヒューマンアカデミー日本語教師養成講座実習まとめ
以上、ヒューマンアカデミーの日本語教師養成講座の模擬授業の体験記でした。
今回もたくさんのことが学べた実習の体験でした。
授業をしている間はハイテンションというか、アドレナリンがたくさんでました。
日本語教師は大変だけど、授業するのは楽しいなぁと思いました!
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