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【日本語教育能力検定】書く技能の指導/制限作文アプローチ、プロセスアプローチ、ピアレスポンス

【日本語教育能力検定】書く技能の指導
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今日は、書く技能の指導です。

過去問では、書く技能の指導に関する問題が、

  • R1-Ⅰ-問題6-問1、3、5
  • H29-Ⅲ-問題10-問4、5

にありました。

このまとめノートを見る前に知ってもらいたいことがありますので、そちらをご覧になっていない方は、まず下の記事からご覧ください。

このブログを読む前の注意点
【日本語教育能力検定】独学まとめノート(過去問分析)を見る前に知ってもらいたいこと2020年10月日本語教育能力検定合格に向けて、養成講座の先生から教えてもらった効率的な勉強法を実践しています。過去問を元に自分のまとめたノート(解説)を載せています。...

書く技能の指導の基礎知識

書く技能の指導は、赤本P224~にあります。

用語説明が多いので、日本語教育能力検定試験 分野別用語集も参考にしました。

制限作文アプローチ

特定の言語項目を使用して作文させる方法。

プロセス・アプローチ

学習者が作文を仕上げていく過程(プロセス)を重視した作文指導法。推敲・修正の繰り返しが思考を深め、文章の再構築を生み出す。

ピア・レスポンス

学習者同士が互いの作文を読み合い、文章の内容や形式のフィードバックを行うことで、文章の改善を図る活動。

過去問に学ぶ書く技能の指導

制限作文アプローチ

  • R1-Ⅰ-問題6-問1
  • オーディオ・リンガル・メソッドの言語教育が背景にある。

ライティングプロセスを考慮した指導の方法

  • H29-Ⅲ-問題10-問4
  • 関心のあるトピックに絞り、十分時間をかけて何度も書き直させるとよい。

ピア推敲

  • H29-Ⅲ-問題10-問5
  • 他の学習者の反応から、自分の文章がどの程度理解されたか把握できる。
  • 学習者間のフィードバックで、自分の考えをさらに深めることができる。
  • 他の学習者の文章だけでなく、自分の文章も分析的に読み直せるようになる。

書く技能の指導に関する過去問の解説

日本語教育能力検定の過去問解説

R1-Ⅰ-問題-6-問1 正解:2

制限作文アプローチの背景にある言語教育の考え方が問われています。

  1. グアン・メソッド
  2. オーディオ・リンガル・メソッド
  3. コミュニカティブ・アプローチ
  4. ナチュラル・アプローチ

制限作文アプローチは、オーディオ・リンガル・メソッドの流れで考案され、作文形式の文法練習とも言われています。

正解は2です。

R1-Ⅰ-問題6-問3 正解:3

プロセス・アプローチの説明が問われています。

プロセス・アプローチは、

3:推敲を繰り返し、思考を創造的に深めながら意見などを書くことです。

正解は3です。

R1-Ⅰ-問題6-問5 正解:1

ピア・レスポンスの説明が問われています。

ピア・レスポンスは、

1:作文を交換し、学習者同士でフィードバックを行う協働的な活動です。

正解は1です。




H29-Ⅲ-問題10-問4 正解:3

ライティングプロセスを考慮した指導の方法が問われています。

ライティングプロセスを考慮した指導方法は、プロセス・アプローチです。

プロセス・アプローチは、学習者が推敲を重ねます。

3:関心のあるトピックに絞り、十分時間をかけて何度も書き直させるとよいです。

正解は3です。

H29-Ⅲ-問題10-問5 正解:1

ピア推敲について不適当なものが問われています。

2~4は正しいです。

1:学習者の運用能力の高低にかかわらず、十分な効果があると言えません。

差が大きすぎると、フィードバックに相互性がなくなり十分な効果は出ません。

正解は1です。

書く技能の指導まとめ

以上、書く技能の指導の過去問まとめでした。

過去問中に出てきた教授法の記事はこちらです↓

【日本語教育能力検定】教授法
【日本語教育能力検定】教授法①/オーディオ・リンガル・メソッド、コミュニカティブ・アプローチ、タスク中心の教授法令和元年-Ⅰ-問題6-問1平成30年-Ⅰ-問題6-問3、4平成29年-Ⅰ-問題4-問1平成28年-Ⅰ-問題4-問1、3平成26年-Ⅰ-問題5-問5の日本語教育能力検定にでた教授法/オーディオ・リンガル・メソッド、コミュニカティブ・アプローチ、タスク中心の教授法の過去問の解説です。...

参考文献

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