福岡の有名なぬか床のお店「千束」(ちづか)。
ぬか床を調べたことがあるなら一度は目にしたことがある本?!
『ぬか床つくり―母から子へ伝えたいスローフード』の著者下田敏子さんが店主をつとめるお店です。
このページでは、
をお伝えします。
千束のぬか床の特徴とは?
長い歴史のあるぬか床
千束のぬか床は、江戸初期に豊前・小倉藩主の小笠原忠政公が、前任地の信州・松本から「保存食の妙法」として伝えたものが始まりとされています。
その後、母から娘への嫁入り道具の一つとして代々受け継がれてきたそうです。
なんと200年もの間、継ぎ足しで作られているという歴史あるぬか床です。
chizuka菌として学会で発表
千束のぬか床は、九州大学大学院農学研究院の園元謙二教授の発酵食品研究によって、chizuka菌と名付けられ、乳酸菌学会に発表されました。
ぬか床に含まれる乳酸菌は通常2億個/1gと言われていますが、千束のぬか床は10億個/1gの乳酸菌が生息しています。(参考:下田敏子『ぬか床づくり―母から子へ伝えたいスローフード』)
10種類近くの乳酸桿菌がおり、フローラ(菌叢=さまざまな菌の集合体)が豊富で熟成が進んだ証拠だそうです。
また園元教授は、千束のぬか床が有害菌への抗菌作用があることも見い出しました。
店主は下田敏子さん
千束の店主は下田敏子さんです。
- 1949年福岡県生まれ。
- 「ぬか床 千束」店主。
- 77年にぬか床料理の食事処「千束」を開店。
- 20年前からぬか床の通信販売をスタート。
- 「ためしてガッテン」(NHK)など多数テレビに出演。
「ぬか床110番」として、顧客のぬか床診断や電話相談などに応じるほか、各地でぬか床の講習会を行うなど、伝統的ぬか床を世に広めることに情熱を注ぐ。(本データは書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
今でも「ぬか床110番」「ぬか床ドクター」としてぬか床の診断をされているのだとか。(2021/2/19現在)すごいですね。
千束(ちづか)ホームページに下田さんの写真が載っているのですが、まぁ肌ツヤが良くてお美しい!
店主の手書きメッセージでも、ぬか床への愛がひしひしと感じられます。
そんな下田さんの新しい本も人気みたいです。(2021/4/19発売)
お客さんが残さず食べた小鉢のレシピがまとめられた本です。
やっぱり乳酸菌の力って素晴らしいですね~。
- 美肌
- 免疫力
- 腸活
のために、ぬか床がどれだけ効果的か実感します。
千束でぬか床購入レポート
そんなすごいぬか床が購入できる千束に行ってきました!
お店の外観と中はこんな感じです。
残念ながら下田さんはおらず、お目にかかれませんでした。
ランチもあります。お肉かお魚のぬか漬けの定食です。おいしそう!
熟成ぬか床 1Kg 1,080円(税込)を購入しました。
捨て付けなどが要らないぬか床です。買ってすぐ使うことができます。
千束のぬか床のお味
味は、とても美味しいです。
ぬか漬け初心者の私でもおいしくできました!嬉しい。
高級料亭で出てきそうな上品なお味です。
ぬか床の水が増えてきたら、足しぬかを行います。
調合たしぬか 500gは324円(税込)です。
千束のぬか床まとめ
以上、千束のぬか床についてでした。
ぬか床セット(タッパー)は3,240円(税込)です。
ぬか床は通販もしています。電話注文で、送料がかかります。
余談ですが、私の好きなYOUTUBERまめ・おかっぱめがねさんは、こちらのぬか漬けを使われています↓
セットになっていて楽ちんです。こちらのぬかも、捨て付けが不要ですぐ使うことができます。
セットが届いてセットする様子はこちらのYOUTUBEにあります。(1分50秒から)