下記のポッドキャストエピソードの概要ページです。
This is a summary for the following podcast episode.
上座と下座|The place of honor
このドラマに日本人として面白いと思った場面がありました。
I want to share a scene in this drama that I found interesting as a Japanese.
それは日本料理レストランでエリザベスが大手薬局チェーンのウォルグリーン(Walgreens)を接待する場面です。エリザベスの会社セラノスが資金難で=お金がなく困っていてウォルグリーンに出資してもらうためです。
The scene is at a Japanese restaurant, and Elizabeth entertains Walgreens, a major pharmacy chain for investment.
エリザベスは接待する側で下の席に座るべきですが、和室の奥側つまり上座に座っています。接待される側のウォルグリーンはそれを見て困惑の表情を浮かべながら、すぐ後ろに襖がある下座に座らされます。
Elizabeth is the hostess and should be seated at the lower seat, but she sits on seat of honor which is on the back of the room. Walgreen looks puzzled and sits on the lower seat.
上座のエリザベスと下座のウォルグリーン。上下関係を暗に構築するというエリザベス側の戦略を日本料理のレストランを利用してよく表現されたシーンでした。
The scene is a good representation of Elizabeth’s strategy of implicitly building a hierarchical relationship, using a Japanese restaurant.
基本的には奥が上座で手前が下座。これはわかりやすいです。
Basically, the back is the upper seat and the front is the lower seat. This is easy to understand.
では右と左はどうでしょうか。国際儀礼・プロトコールでは「右が上、左が下」となっています。
What about right and left? Internationally, right is up and left is down. That is protocol.
力による一方的な現状変更は世界のどこであれ認められない、との認識で一致しました。また、北朝鮮の核・ミサイル・拉致問題の解決に向け、緊密な連携を確認しました。#バチカン #イタリア #核兵器のない世界 #G7@kishida230 pic.twitter.com/0ll4n2X49o
— 首相官邸 (@kantei) May 4, 2022
「平和を守る」訪問として、G7の同志国であるイタリア、イギリス、さらにバチカンを訪問しました。
— 首相官邸 (@kantei) May 6, 2022
「新時代リアリズム外交」を本格的に動かしていきます。#イタリア #イギリス #バチカン#平和を守る訪問 #新時代リアリズム外交#G7@kishida230 pic.twitter.com/SYMtKO3SFc
岸田首相が2022年5月に色んな国を訪問しました。訪問する側=もてなされるほうなので、岸田首相は基本的に右にいます。
Prime Minister Kishida visited some foreign countries in May 2022. He was basically on the right in accordance with protocol.
逆に海外の政治家が日本を訪れ、日本がもてなす側のとき岸田首相は基本的に左にいます。国際儀礼に則っています。
On the other hand, Prime Minister Kishida is basically on the left when foreign politicians visit Japan because he is the host.
アジア最初の訪問国として日本を選択されたショルツ首相とじっくりと意見交換しました。G7議長国ドイツとの間で、ロシアのウクライナ侵略を始め、国際社会の重要な課題に効果的に対処する枠組としてのG7の重要性を再確認しました。🇯🇵🇩🇪@bundeskanzler @OlafScholz pic.twitter.com/X4Qyih8KPv
— 岸田文雄 (@kishida230) April 28, 2022
ニュージーランドのアーダーン首相と会談し、ロシアによるウクライナ侵略を共に強く非難し、毅然と対応することで一致しました。本年は🇯🇵🇳🇿外交関係樹立70周年です。今後も「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、「戦略的協力パートナーシップ」を強化していきます。 pic.twitter.com/gOi4ugvcc3
— 首相官邸 (@kantei) April 21, 2022
続いて皇室について。皇室は明治時代(1868-1912)に行事などで国際儀礼を取り入れたことから、国内の皇室行事でも国際儀礼と同様「右が上」を採用している場合が多々あります。
Since Imperial Household adopted international rites for events during the Meiji period (1868-1912), there are many cases in which “Right over Left” is adopted in even domestic imperial events.
天皇陛下、在位中最後の新年一般参賀 早朝から長蛇の列:朝日新聞デジタル https://t.co/3CmPJf1wsb
— 朝日新聞社会部 (@Asahi_Shakai) January 2, 2019
2019年新年一般参賀(※現上皇・上皇后陛下Currently called as: The emperor emeritus and the empress emeritus)
天皇陛下、新年にビデオメッセージ 一般参賀中止で:朝日新聞デジタル https://t.co/EswiEXXn2d
— 朝日新聞社会部 (@Asahi_Shakai) December 10, 2020
この写真のように天皇陛下が右、皇后陛下が左にいらっしゃいます。
The Emperor is on the right and the Empress is on the left like on this picture above.
さて国際儀礼「右が上」を使用することもある日本ですが、「左上右下」という国際儀礼とは逆の「左が上、右が下」のしきたり(慣習・伝統)があります。
Japan has a culture “Left over Right” which is the opposite of this international ritual. This is called 「左上右下(さじょううげ)」.
どうしてそうなったのか。どんなところでそれを使うのか。これから紹介していきます。
Why did it happen? Where do we use it? Let’s figure it out in the next episode.
単語|Words
- 国際儀礼…international ritual, protocol
- 皇室(こうしつ)…Imperial Household
- 天皇陛下(てんのうへいか)…Emperor
- 皇后陛下(こうごうへいか)…Empress
- 一般参賀(いっぱんさんが)…General public congratulatory palace visits
注意事項|Causion
このポッドキャスト(Podcast)は私が調べたことをお話しています。
役に立つ正しい情報をお伝えしたいと思っていますが、事柄によっては色んな説があるものや歴史など古い出来事で通説(恐らくこうだろうという考え)に基づく話もあります。
また正しい情報をお伝えできるようきちんと調べているつもりですが、私が勘違いして間違えていることもあるかもしれません。
ですのであくまである個人が情報を調べてお話しているということをご理解の上、聞いてくださると幸いです。
特にネット情報だと紹介したところはご注意願います。
気になることや興味があることはご自身でもぜひ調べて確認してみてください。
どうぞよろしくお願いします。