私が瞑想を始めたきっかけは、会社のストレスで肌荒れしたことです。
今までアトピーになったことなかったのに、急におでこにジュクジュクしたおできができてから顔全体にアトピーのような肌荒れを経験しました。
会社のストレスとは、事務職で7年くらい経った頃、リーダーの役割を初めて任されました。
少人数のチームだったのですが、それでも任された嬉しさと責任感で、張り切って仕事をしていました。
元々考え始めたら、思考が止まらないタイプで、家でもずーっと仕事のことを考えて寝付けなくなりました。
明け方やっと少し眠れて、朝はみんなより早く出社していたので、睡眠時間は毎日2、3時間。
目を覚ますために冬なのにアイスコーヒーを飲んで、夜ご飯は遅くまで仕事なので、スーパーのお弁当でした。
今考えれば、こんな生活では体が悲鳴を上げているのが分かるのですが、
当時はそんなこと考える余裕もなく、ひどい生活が半年ほど続きました。
そして急に肌が荒れ始めたというわけです。
肌荒れの原因が、ひどい生活のせいだとは少しも思わずシャンプーとかPM2.5のせいかなと外の要因ばかりに目を向けていました。
色んな皮膚科に通いまくり、薬を塗ったり、飲んだりすると一時的によくなるけど、辞めると元に戻る、というかむしろひどくなるという繰り返しでした。
赤みが痒いし、顔を洗うときは水がしみていた痛いし、
休日は薬を塗って、カーテンを閉めた部屋の中で過ごしていると(薬を塗ったあと日光にあたるといけないので)
このまま一生これが続くのかな・・・とどん底の暗い気分になりました。
リーダーなのに仕事を皮膚科に行くために早退させてもらって周りに迷惑ばかりかけてダメだ・・・と自己嫌悪、
皮膚科通いにも疲れだして、
そもそもなんで急に肌荒れしたのだろう?と改めて考えました。
そして仕事で生活環境が変わったことにやっと気づきました。
- 体に悪いものを食べて
- 体に悪くて冷たいものばかりを飲んで
- 睡眠もろくに取らず
- 運動もせず
- 仕事のことばかり考えていつも緊張状態
で肌が荒れるのは当たり前だとやっと気づきました。
そして薬に頼るのをやめ、
- 食事・飲料
- 睡眠
- 運動
- ストレス発散
に気を付け、不摂生な生活をやっと改善していきました。
今まで肌荒れしたのは、シャンプーやPM2.5とか外からの要因しか考えてなかったのですが、
原因は体の中の要因だと気づきました。
どれだけ自分の体に辛い思いをさせてしまったんだろうと、
やっと立ち止まることができました。
そのとき読んだスピリチュアルの江原啓之さんの言葉が心にしみました。
【病気もひとつの学びの場】
病気のネガティブな面にとらわれすぎないでください。病気によって、私たちは救ってもらったり、目覚めさせてもらったり、学ばせてもらったりしていることもあるのです。
(中略)
病気になったとき、それがどんな種類のものか見極めて、そのメッセージに耳を傾けてください。今までの自分の心のあり方、暮らし方などを見直すことが大切です。
(引用:江原啓之『本当の幸せに出会うスピリチュアル処方箋』)
私の肌荒れは、「仕事優先で、自分を大切にしていない生活は辞めなさい」という体からのメッセージだったのだと思いました。
生活を改善したら、徐々に良くなっていきました。
このままだったらどうしようというどん底のネガティブ思想から
自分を大事にする生活をしているからきっとよくなる!
と、思考まで変わっていきました。
肌荒れから10か月後、生活を変えてから4か月後、肌は元に戻りました。
肌荒れを経験して、内側から自分の体を大切にすることを学びました。
- 食事・水
- 睡眠
- 運動
- 心の健康
が本当に大切だと気づきました。
その生活の中で取り入れたのがヨガです。
ヨガをすると運動になるのはもちろんですが、頭の中をスッキリできるという快感を知りました。
今まで四六時中仕事のことを考えていたのですが、ヨガをしているときだけは呼吸とヨガのポーズに集中して仕事のことを忘れることができました。
集中することが多くて、とても仕事のことを考えてられないんですね。
そしてヨガの先生がよく「自分の中を見つめます。」という言葉に興味を持ちました。
最初はなにそれ?どゆこと?と思ったんですが、ヨガポーズも取らずに座って心を鎮めて「自分を見つめる」時間が心地よくなりました。
そしてどんどんヨガのとりこに。
私の通っているヨガスタジオでは瞑想を取り入れたヨガのクラスもあって、瞑想に興味を持ちました。
その瞑想も取り入れたヨガクラスの先生が、
忙しいと胃の中にとりあえず何かを放り込むけど、それじゃ体は堪らない。
現代人は胃や頭の中に要らないものを放り込みすぎ。
と言ってました。
確かに私は頭の中にいつも思考(しかもマイナス劇場)を詰め込みすぎだなぁと思い、ヨガに加えて瞑想を本格的に始めることにしました。
これが私が瞑想に興味を持ったきっかけです。
瞑想を始めたら、マイナス思考になっていることに気づけるようになってきてました。
気づいたら止めるということを繰り返し、段々といらない思考を取り除けるようになってきたと実感しています。
肌荒れしたときは、鏡を見るたびにため息をつくという辛い時期でした。
しかし肌荒れはすっかりよくなりましたし、ヨガ・瞑想に出会わせてくれて自分の体を内側から大切にするという大切なことを教えてくれる経験だったと今は思えます。
以上、私が瞑想を始めたきっかけでした。
私の好きなチャールズ・チャップリンの言葉で締めくくります!
Life is a tragedy when seen in close-up but a comedy in long-shot.
(人生はクローズアップで見れば悲劇。でもロングショットで見れば喜劇)